憧れの海外留学!でも渡航費に生活費…大量のお金がかかりますよね。
そんな人が利用できる、高校生の海外留学用奨学金をご紹介します!
この記事を書いた人:
『トビー』高校2年生で実費30万でドイツに1年留学
留学方法は右のページから【】
トビタテ!留学JAPAN
高校生留学の最大手とも言われるトビタテ!留学JAPAN
新・日本代表プログラム 高校生等コースは、マイ探究コース(360名)、社会探究コース(200名)、スポーツ・芸術探究コース(140名)の3つの留学コースがあります。それぞれのコースでは、自分の興味や関心、問題意識に基づいたテーマや課題を設定し、異文化交流を通じて問題解決や社会貢献に取り組みます。
応募条件としては、家計基準を満たすことが求められますが、基準外の生徒も上限の1割程度まで支援されます。また、地域応援枠として都道府県の上位5名を優先して採用し、新高校1年生も対象としています。一部のコースではSTEAM枠が設けられ、約30%の人数が支援されます。
【概要】
- 支給額:家計基準や留学内容により異なります。
- 返済義務:なし(給付型)
- 対象:日本国内の高校に在籍し、留学後に日本での学びを継続する生徒が対象
- 申し込み期限:2024年12月から翌年1月頃が目安
- 申し込み方法:オンライン申請後、書類審査や面接
- 公式サイト:【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN – その経験が、未来の自信。
日本学生支援機構(JASSO)海外留学奨学金
トビタテ!留学JAPANを含む数多くの留学支援を行っている日本学生支援機構が提供する奨学金です。留学の方法や目的によって数多くの奨学金が用意されています。海外留学のための給付奨学金は、下記の4つの種類があります。制度の概要等については、それぞれのリンクを参照してください。
- 支給額:交通費、月額生活費など(奨学金によって異なる)
- 返済義務:一部貸与型もありますが、多くは給付型
- 対象:海外プログラムに参加する高校生(国際交流プログラムや学校推薦による)
- 申し込み期限:奨学金の種類によって異なる
- 申し込み方法:学校推薦または直接申請
- 公式サイト:奨学金制度の種類と概要 | JASSO
ロータリークラブ青少年交換プログラム
ロータリークラブが主催する高校生向け交換留学プログラム。留学中の食費、学費、滞在費が免除され、渡航費、査証関係費、保険代などのみ支払いますので、もともと費用が安い交換留学の中でも、他の団体のプログラムと比べてもとてもリーズナブルに参加ができます。ロータリークラブ自体が各国で社会的奉仕活動や人道支援活動を行っているアメリカで設立された団体で、平和推進の一環としてこのプログラムを提供しています。
- 支給額:食費、学費、渡航費など(留学プランによって異なる・要確認)
- 返済義務:なし
- 対象:15~19歳で、平均以上の成績を収めている生徒が対象
- 申し込み方法:公式サイトから最寄りのロータリーに連絡
- 公式サイト:ロータリー青少年交換 | Rotary International
個人的におすすめする留学制度と奨学金システム
私が個人的におすすめする留学制度は公益財団法人AFS日本協会が提供する高校生・10代の年間留学プログラム – AFS Japanです。ボランティアの受入家庭(ホストファミリー)に滞在しながら地域の高校に交換留学生として通い、異文化理解について学ぶことを目的としています。私がこのプラグラムをおすすめする理由は主に以下の3つです。
・全国対象・地域別の奨学金制度が充実していること
・ホストファミリーが全面ボランティアで無償+質が高いこと
・受け入れ国の幅が広く、留学先としてメジャーではない国にも留学できること
私もAFSの年間留学プログラムを使って、実費30万円で約1年間ドイツに留学することができました!(留学体験記はこちらのページから:『』)
下記の公式サイトからぜひ概要をチェックしてみてください。【公式サイト】公益財団法人 AFS日本協会 |高校留学・10代留学
地域別の高校留学に使える奨学金一覧
そのほかの高校留学の奨学金を一覧でご紹介します。定員が少なかったり、地域限定だったりしますが、応募条件は共通項も多く、丁寧に確認することで獲得可能性は上がります。ここにあるものが奨学金のすべてではありません。奨学金は自治体や企業で少人数の募集があらたに開始されるケースがあり、ここにある奨学金以外にも、検索などで探されることをお勧めします。
次世代リーダー育成道場(東京)
東京都教育委員会の「次世代リーダー育成道場」は、都立高校生を支援し、留学にチャレンジする機会を提供しています。このプログラムを通じて、国際感覚豊かで意欲的な若者が成長し、将来のリーダーシップに貢献することを期待しています。
おおさかグローバル塾(大阪)
大阪府内在住の高校生に向けた海外進学プログラム。英語力とコミュニケーション能力の向上を促し、リーズ大学での短期留学も含む。個別の進路指導や意識向上にも力を入れ、トップクラスのグローバル人材を育成します。
東海東京財団留学奨学金(愛知)
「東海東京財団留学奨学金」は、愛知県在住の高校生を対象にしたAFS年間派遣プログラムの留学を支援するための奨学金です。奨学金の給付額は100万円です。
福岡県アンビシャス外国留学奨学金事業(福岡)
福岡県は、「福岡県アンビシャス外国留学奨学金事業」を通じて、外国の大学に留学し学位取得を目指す若者に奨学金を交付しています。この奨学金は若者が自己の可能性に気づき、才能を活かし大いに成長するための支援を行い、果敢にチャレンジする姿勢を応援しています。
「埼玉発世界行き」奨学金(埼玉)
「埼玉発世界行き」奨学金は、一般奨学金と冠奨学金の2種類があります。2023年コースでは、一般奨学金1つと冠奨学金2つの合計3つに応募可。複数採択は不可です。
Tazaki財団奨学金
英国の学校への留学支援を行っています。若者の留学経験は日本の発展に不可欠。世界の人々との交流や異文化の経験を通じて、グローバル人材として成長し社会貢献を目指すとします。
スラムダンク奨学金
井上雄彦氏の思いから始まった「スラムダンク奨学金」は、経済的・理由によりアメリカでの大学進学やプロバスケットボールへの挑戦が難しい若い選手を支援します。奨学金は「スラムダンク」の印税と寄付金で賄われ、奨学生はプレップスクールに派遣されます。プレップスクールは大学進学や高度な教育の準備をする私立学校で、NCAAやプロ入りを目指す留学生も在籍しています。この経験は選手の成長だけでなく、人間としての成長にもつながり、将来の日本バスケットボールの礎となる若者の応募を期待しています。
公益財団法人山口育英奨学会
山口育英奨学会は経済的に困難な学生を支援し、優れた人材を育成するために設立された財団です。奨学金は国内の高校や大学だけでなく、海外留学を目指す学生にも提供されています。応募条件は優れた人物性や成績、健康状態を持ちながら経済的な支援を必要とすることです。また、留学を目的とし、2年以上の在学および一定の単位履修が見込まれる学生が対象となります。
ヤマハ音楽支援制度
ヤマハ音楽振興会は、「ヤマハ音楽支援制度」を通じて音楽に真摯に取り組む人々を支援しています。その活動を通じて、音楽の広がりと文化の発展を願っています。設立の趣旨は、優れた音楽の才能や音楽に関わる学術の育成、地域社会への貢献を目指し、音楽学生や音楽家、研究者の活動を支援することです。ヤマハ音楽振興会は、この取り組みを通じて日本と世界の音楽文化の発展に貢献したいと願っています。
新進芸術家海外研修制度
文化庁が提供する、美術、音楽、舞踊、演劇、舞台美術、映画、メディア芸術などの分野で活躍する新進芸術家に、海外の大学や芸術団体での実践的な研修機会です。研修期間は1年から3年までの長期や、20日から80日までの特別研修、そして高校生向けの350日間の研修など、さまざまな選択肢があります。これまで約3,700人が研修を受けています。
Kiyo Sakaguchi奨学金
「Kiyo Sakaguchi奨学金」は、プルデンシャル生命の創業者Kiyo Sakaguchi(坂口陽史)を記念して2004年に創設されました。この奨学金は、学業成績が優秀で「数学」の分野を追求するためにアメリカ留学を希望する高校生や大学生に、経済的な理由で実現が難しい人に機会を提供し、彼らのチャレンジ精神と夢の実現をサポートすることを目的としています。2004年以降、14人の奨学生が選ばれました。
柳井正財団海外奨学金プログラム
柳井正財団は、経済的な制約に関係なく有望な人材が世界のトップ大学での教育を受けることを支援しています。将来的に社会のリーダーとなり、より良い社会を築くことを期待して、2017年から米国と英国の大学進学者に返済不要の給付型奨学金を提供しています。2022年からは、グローバル化に対応するために大学と高校の対象範囲を拡大し、推薦人数の上限も廃止しました。応募条件を満たしていれば、年2回の選考に応募できます。
まとめ
高校生が使える海外留学用奨学金はたくさんあります。このページで紹介したものだけでなく、特定の地域対象の物や地元企業から支給されるものも多いので、「海外留学 奨学金 〇〇(今住んでいるの地域名)」で検索してみることをおすすめします。
ぜひ奨学金を獲得して、思うがまま自由に留学を楽しんで下さい!